また、筋肉を損傷した場合は、損傷した筋肉の組織は個々の収縮により損傷部位同士が離開する方向に力が働きます。そして、結合組織が離開した隙間を埋め離開した筋肉同士の連続性を再構築します。ただ、結合組織は筋肉とは質の違う組織の為、連続性が保たれたとしても筋力はおそらく低下すると思われます。また、周辺組織との癒着等が筋肉の収縮力や柔軟性などの機能を妨げます。よって、スポーツをされている方の場合にはパフォーマンスの低下につながり、選手としての将来に大きな影響を与えることも少なくありません。筋肉損傷の場合は非常に再受傷のリスクが高く特に慎重に運動の再開を決めて頂きたいです。早期復帰は患者様と施術者共通の願いですが、決して復帰を焦ってはいけません。